たけぴょん日記

某理系大学院卒、自然栽培農家見習い。

ダーウィンの進化論から考える企業存続

どうすれば会社が安定して利益を上げ、100年以上継続できるような会社を作れるのか、それを常日頃考えている。なぜなら、これから定年まで働くと仮定すると(親の会社を継いで)、30年近く会社を経営していかなければならないからだ。30年間の企業生存率は、0.003%と言われており、1000社の内3社しか残らない計算になる。如何に会社が継続して存続することが難しいかが分かる。ご存知のように、企業の生存原則に正解はない。だから、過去の事例から法則を探るのだ。様々な書籍を読んだ上で、最も大事だと考えているのは、ダーウィンの進化論である。

 

強いモノが生き残ったのではなく、環境に適応したモノが生き残る

 

これは、ダーウィンの進化論で語られている有名な言葉である。私なりに解釈すると、会社の大小は関係ないということである。いくら大きくても潰れるし、逆に零細でも生き残る可能性があるということだ。重要なのは、時代ごとに人々のニーズに適応し、それに合わせて会社の事業を変えていくということだ。

 

そうは言うものの、新事業にせよ、既存事業の延長線上にせよ、新しいことを始めるのは容易ではない。社員を説得し、今までとは違った考え方、仕事の仕方をしなければならないからだ。失敗するリスクもあるので、当然反対者が出る。しかしながら、変化することこそが、唯一の会社を安定して成長させる方法だと肝に命じなければならない。失敗するリスクよりも、現状に留まることがリスクなのだ。

 

そして人を動かすのに何か特別な方法はないと思っている。社長自らが汗を流し、社員が気の毒だなと思うくらいに働くしか方法がない。人を動かすなら自分が先ずは動く、そんな当たり前のことを心に留めておきたい。